輝き - Shine - 9:01
Logic Pro X :ピアノとドラムとトランペットだけです。ベースを入れようとして、全然使えない。効果が出ないのです。楽器が少ないのもシンプルで良いかもしれないと考え、そのまま続行。ドラムはきちんとしたリズムで、低音が効いていて、単調で良い。素案は4日で完成。4時間かもしれません。忘れました。それで7年ぐらい手直しをしてます。トランペットでピッチベンドができると思いますが、やり方がわからない。まあ、とりあえずいいか・・・。
酩酊船(嵐の海) - Le Bateau ivre - 9:38
嵐の海、ランボオの詩に「酩酊船」というのがあります。
ーー竜骨よ砕けよ、我は海に死なんーー
ホーン岬の動画でもあれば使いたいけど、容易く手に入るとは思えない。そんなイメージです。曲を書くときはイメージが浮かんでいます。「セッション」というアメリカの映画がありました。その映画を観て、ドラムの為の曲として作ってみようと思いました。
ドラムが全体を構成します。ギターは音を飾るだけです。なんの法則もありません。絵を描くのに似ています。遠近感があって、強弱があって、大きさがあります。
ランボオは、このイメージを小さな水たまりに空想した様です。
荒れ狂うホーン岬のイメージは、映画「マスター・アンド・コマンダー」に出てきます。
ところが、この後の転調は、凄いのです。
想えば、よくも泣きたるわれかな。
来る曙は胸を抉(えぐ)り、
月はむごたらし、陽(ひ)は苦(にが)し。
切なる恋に酔ひしれし、わが心痺れたり。
龍骨よ、砕けよ、あゝ、われは海に死なむ。
訳:小林秀雄
作っている間中、こんなイメージが頭の中を渦巻いているのです。
夜明け:ピアノ曲 「金星」 16:47
痛い!
横面を叩かれて、「痛い」と感じる。それは感覚だ。
感覚の情報が構造化されて、ロジックが組み立てられ・・・。
意識とは、肉体の機能の延長に過ぎない・・・。
魂という特別なものも存在しない・・・。
死ねば、論理構造は崩壊して、肉体が自然に帰る・・・。
そして、特に因果関係もなく、どこかで私のような子供が誕生して・・・
その環境の中に、運動が起こって・・・、
ロジックが構築され、私の様な核が現れる・・・。
自然はどこまでも永遠で、始まりもなければ、終わりもない・・・。
数学で仮定された広大な領域の世界だ・・・。
こんなことを考えながら、コチコチやってます。
歌詞のない曲は、考え事ばかりです。
「意思は後追い」身体が動こうと思う時、
既に脳は意思よりも0.5秒も早く反応しているらしい。
1987年、脳科学者のベンジャミン・リベット先生の実験で分かったこと。
いや、脳が反応するから、意識として自覚できる。
自由意志が先に動くなんてことの方が、大きな誤解だった。
・・・いや、めんどくさい話は、やめます。
頭をコチンと叩かれると、痛いです。
痛いところを触って、誰がコチンとやったか、
キョロキョロと辺りを見渡します。
犯人を見つけて、仕返しをします。
この痛みには自発性がありません。
コチンとやられて・・・、だから、コチンとやり返すのです。
私発ではなく、向こう発です。・・・向こうからやってくるのです。
絵でも、詩でも、音楽でも、・・・みんな同じです。
自然環境の賜物です。自然は唯一の教材そのものです。
主観ではありませんよ。普遍性です。
ちなみに、この曲は腕が3本ないと弾けません。
なんと言っても、ピアノを弾いたことのない老人が、
音符を並べてパソコンでコチコチ打ち込んで、
あーでもない、こーでもないと数日かけて作っています。
こんなことを考えながら、マウスをコチコチやっています。
やっぱり、面倒くさい話をしようかな・・・。
自分が感覚を通して自然とつながっています。
全ては外界から来ています。きっと、ご先祖様もいたでしょう。
私は自然のいち部分です。自然のかけらです。そして永遠です。
自分が不死であり、死で区切られることもなく、
他の多くの動物や植物たちと永遠に生き続けてゆくのです。
二つのトランペット(緑の地平線:3) - Two Trumpets - 4:46
緑の地平線の三番目の楽章:2本のトランペットだけのアンサンブルです。異なるメロディを演奏しながら、互いに補完し合うように構成します。実験的な曲です。まだ作ってはいませんが、吹奏楽の四番目の楽章を計画しています。一番目の楽章がボリュームがあるので、二番目と三番目は、間奏曲風になっています。四番目は、大きな楽章にしようと思います。マーチにしても良いかもしれません。「・・・知らない」ということは、素晴らしいことです。ルール無視、なんでもありです。
Green horizon:オリジナル:https://youtu.be/zT3tAdUro9U
河 - River - 4:36
これは、広島に原爆が投下された後、太田川を流れてゆく少女の亡骸のイメージです。「かたりべ」が語った話に聞きって、それが頭に焼き付いて離れません。語り部によると、少女の亡骸は、河口でしばらく止まっていたそうです。やがて海に消えました。そのイメージが消えないのです。それだけなのですが・・・。
一番低いところ、あと半音下げたいけれど、上手くコントロールできません。DTMの使い方の問題だと思います。管楽器は、なかなかコントロールが難しいです。然も、ジャズです。高望みが過ぎているのはわかっています。・・・多分、何か方法はあるのだろうと思います。生きているうちになんとかしたいけど・・・。